肩周辺だけでなく足裏の場所にも存在する五十肩に効くツボ
五十肩治療の薬物療法と体操療法

しかしながら、それでも発症年齢が40代の後半から50代の方に多いことから、老化が関係していることは想像に難くないのであります。
ところが、近年では30歳代でも五十肩を発症する方が増えていることから、肩の酷使なども発症の原因に絡んできていることは明らかなわけです。
そんな五十肩なのですが、病院で実施される主な治療方法は薬物療法と体操療法が並行して行われることになります。
また、五十肩は激しい痛みという症状が伴うことが知られているわけですが、この痛み対策としてツボ押しによる治療をうけている患者さんもいらっしゃいます。
それでは具体的に、五十肩の痛みを緩和できるツボとは身体のどこに存在するのでしょうか?
最も有名なツボの肩ぐうと肩りょう
五十肩に効果があるツボとしても、最もよく知られているのが「肩ぐう」と「肩りょう」と呼ばれるツボになります。肩ぐうと肩りょうの場所は、腕を水平にあげることで確認することができます。腕を水平に上げた時に、肩の骨の先端から3センチ程度下に二つの窪みができるはずですが、胸の側にできた窪みが肩ぐうで、後ろにできた窪みが肩りょうになります。
肩ぐうと肩りょうであれば、すぐに見つけることができると思いますので、五十肩でお悩みの方は試してみてください。
五十肩に効果がある複数のツボ
五十肩に効果があると言われているツボには、下記のようなものもあります。【肩周辺に存在するツボ】
・肩貞(けんてい)・・・肩貞と呼ばれるツボは、肩と腕の境で、脇の下から1~2センチ程度上の方の後ろ側に存在しています。
・肩井(けんせい)・・・肩井と呼ばれるツボは、首の付け根と肩先とでおおよそのところ、中央に位置しています。
・臑兪(じゅゆ)・・・臑兪と呼ばれるツボは、肩甲骨における肩峰突起の後下縁に位置するへこんだ部分がツボになっています。
・巨骨(ここつ)・・・巨骨と呼ばれるツボは、肩甲骨と鎖骨の端の中間に位置する凹みがツボになっています。
・天宗(てんそう)・・・天宗と呼ばれるツボは、肩甲骨の中央に位置する凹んだ部分がツボになっています。
【足の「裏にあるツボ】
・四十肩・五十肩点・・・まさに名称からして、五十肩を改善するために存在するツボみたいですね。このツボは、足の薬指と小指の中間点から直線的に下がった膨らんだ部分がツボになっています。
四十肩・五十肩点を刺激するときは、痛みが発生している肩と同じ側の足のツボを刺激してくださいね。